二死満塁

二死満塁の基本情報
放送日1982年5月5日
話数1話
脚本矢代静一
放送局CX
原作砂田弘
制作東宝、グループ・タック

二死満塁のあらすじ/内容

主人公の小学五年生、佐藤六助(通称「チビ六」)は前年に創設された少年野球チーム「エッグス」の遊撃手。あだ名の通り小さな体ながら溌剌としたプレーを見せる彼は町の人気者でもあった。前年は6チーム中5位だったエッグスだが今年は好調で、大会に優勝すれば北海道への旅行がプレゼントされるとあって選手一同大張り切りであった。ある日、母から預かった給食費を落としてしまい、途方に暮れたチビ六は仕方なく知り合いの不良少年、「(東京)タワー」こと斉藤勉に借りることにした。だが、借金の条件は「大会でわざとエラーをしてエッグスを負けさせろ」という八百長を行なうことであった。お金を手に入れるためにやむなく八百長に手を染めたチビ六だったが、八百長の依頼は一度だけに留まらず、タワー達のボスである「ダンプ(の健)」も絡んできて何度もやらされる事になってしまった。八百長により思い切りプレーできなくなった事やチームのみんなに対する後ろめたさにチビ六は悩む。ダンプから八百長の指示を受けながら、その「不振」が原因で先発メンバーから外され、結果的に八百長に手を染めずに済んだ事もあったが、罪悪感に耐えられなくなったチビ六は八百長を指示された試合で本能的にファインプレーをしてしまい、結果チームのみんなの信頼は取り戻すが、激怒したダンプ一味に捕まり、そこで初めて八百長の指示が少年野球を対象とした賭け事のためであった事を知る。その試合のダンプ達の負け分一万円を一ヶ月以内に弁償する様約束させられてようやく開放されるが、払うあてなどないためチビ六は途方に暮れる。悩んだ彼が思いついたのは自分の知っている秘密をダンプに売り渡す事で一万円と相殺する事だった。それはチームメイトである、投手・森田信二の母親を、やはりチームメイトである山川立夫の父が車で撥ねてそのまま逃亡してしまったのを偶然目撃したものであった。チビ六からそれを聞いたダンプは、それが金になると判断して一万円と相殺する事に同意、目の前の問題は解決したが、チビ六の方は再び罪悪感に打ちのめされ涙にくれる。それ以降は八百長の指示もなくなり、チビ六は以前のような溌剌としたプレーを取り戻していた。リーグ戦も大詰めを迎え、エッグスは首位のフラッグスに僅差で優勝争いに踏みとどまっていたが、その頃になって再びダンプがチビ六に接近してきた。以前の「秘密」を金に換えるため、山川家の長女の前で事故の証言をしろと言うのである。しかしチビ六は証言の場で勇気を出して自らの発言を否定し、怒るダンプの手を掻い潜って逃げ出した。山川家に対する恐喝はこれで未遂に終わらせる事ができたが、ダンプは報復として、チビ六の八百長を糾弾する紙を町中に貼り付けた。町の住民にとっては、少年野球の八百長事件など大したニュースではなく、そもそも噂を流したのが札付きの不良であるダンプ達のため頭から問題にしない者がほとんどであったが、エッグスのメンバーは、かつてチビ六が彼らしからぬプレーをした事を覚えているため、既に監督の「熊さん」の通告で試合に呼ばれなくなっているチビ六とすれ違ったりする度に露骨に拒絶する態度を取った。一方で、ボスのダンプは決裂したものの、タワー自身は会う度に以前と変わりない態度で接してくれるのがチビ六にとっては救いだった。チビ六という大きな戦力の抜けたエッグスだが、それでもエース森田の力投などで首位フラッグスに食い下がり、最後の最後でフラッグスが前年優勝のイーグルスに敗れた事でついに最終戦で優勝を賭けて激突する事になった。その試合直前、監督の熊さんはエッグスナインにチビ六を試合に出す事を打診する。当初は反対したナインだったが、熊さんの説得と、最後の「野球は九人でやるものだ。」の言葉で、森田や立夫が賛成、最終的に全員が賛成する。また、試合直前に立夫の父は、これも勇気を出して森田の母に事故の犯人が自分である事を告げ、一緒に警察へ行っても構わないと言う。一瞬恨みと、警察に突き出そうという感情がよぎった森田の母だが、お互いの息子が友人同士である事から、これがきっかけで一生憎み合うような結果になってはいけないと思い直し、自分の記憶とは違う、あなたの勘違いでしょう、と惚けてみせた。試合が互角の攻防を続ける中、近所の低学年の子供たちと遊んでいたチビ六の元に山川家の長女が自転車で駆けつけてチビ六に事の次第を伝え、彼は自転車を借りて試合会場に向かう。途中で今度はバイクに乗ったタワーと出会った。顔に傷がついているが、ダンプとけんか別れして殴られたものだという。事情を知っているタワーはチビ六を自分のバイクの後ろに乗せて会場に向かう。会場に着いたチビ六のもとに熊さんがやって来て、いきなり彼の頬に平手打ちを食わせ「悪い事をした罰だ。痛かったか? この痛さを忘れるなよ。」と言ってチビ六をベンチに連れて行った。そして審判に選手交代を告げ、チビ六には「野次が飛んでも気にするな。もう罰は受けたんだからな。」と言い聞かせて送り出す。最後、チビ六はみんなの期待に応え、自らのファインプレーでリードを守り切ってエッグスの優勝を決めるのだった。

引用:Wikipedia
注意

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